業務案内
室内音響性能測定
当社では建物着工前の騒音測定や竣工時における室内音響性能測定等を承っております。
1)空気音遮断性能測定
2)床衝撃音遮断性能測定
3)室内静謐性能(外部騒音)測定
4)室内静謐性能(設備音・排水音等)測定
5)マンション建設時のサッシ等の遮音等級検討
6)その他騒音、振動測定
竣工時での音に関する仕様は、抽象的な表現が多く見られます。
音響測定に関するマニュアルを定めている施主もありますが、質疑応答時で内容を具体的に確認されることをお勧めします。
1) 空気音遮断性能測定(室間や特定場所間の音圧レベル差)
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建物内の戸境の2室間、通路と居室間等、界壁や界床を介した遮音性能の測定。
音源側にスピーカーを置き大音量で広帯域雑音を発生させ、音源室の音の大きさから受音室の音の大きさを差し引いた差を求め、D等級曲線にプロットして評価します。
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戸境壁の遮音(音源側)
12面体スピーカー
【適応規格】
建築物の空気音遮断性能の測定方法(JIS A 1417:2000)
建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法(JIS A 1419-1:2000)
建築物の現場における音圧レベル差の測定方法(日本建築学会推奨測定規準)
2) 床衝撃音遮断性能測定(軽量・重量)
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標準軽量衝撃源(タッピングマシン)
(竣工時)
標準重量衝撃音(バングマシン)
(竣工時)
標準重量衝撃音(バングマシン)(竣工時:スラブ素面)
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建物内の上下2室間、上階通路やバルコニーと階下居室間の界床(天井を含む)を介した床衝撃音に対する遮音性能の測定。
上の階に標準床衝撃発生装置を置き、床を打撃したときの音の大きさを下階受音室で測定し、L等級曲線にプロットして評価します。
L等級には、二種類あり、コツン!コツン!と軽くて硬いスプーンのような物を落とした音やハイヒールでの歩行を想定した軽量床衝撃音(LL:Level Light)と、ドスン!ドスン!と子供が飛び跳ねるような音を想定した重量床衝撃音(LH:Level Heavy)とがあります。
【適応規格】
- 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法-第1部:標準軽量衝撃源による方法(JIS A 1418-1:2000)
- 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法-第2部:標準重量衝撃源による方法(JIS A 1418-2:2019)
- 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法-第2部:床衝撃音遮断性能(JIS A 1419-2:2000)
- 建築物の現場における床衝撃音レベルの測定方法(日本建築学会推奨測定規準)
3) 室内静謐性能(外部騒音)測定
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現実の自動車や電車等の環境騒音による室内騒音の静謐性能を測定。
騒音等級『N等級』または、
室内「騒音レベル」を測定します。外周壁開口部を介して進入する外部からの環境騒音の大きさを室内(受音室)で測定し、N等級曲線にプロットして評価します。
または、人の聴覚に補正したA特性音圧レベル(騒音レベル)を測定し評価します。
【適応規格】
環境騒音の表示・測定方法(JIS Z 8731:2019)
建築物の現場における室内騒音の測定方法(日本建築学会推奨測定基準)
4) 室内静謐性能(設備音、排水音等)測定
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住棟内(共用・専用)の設備・機械稼働、生活活動により発生する空気音(透過音)・固体音を実作動または、疑似的に発生させ、音源側と受音室で同時測定。
対象音発生(作動)時と停止時を計測。
設備音(音源側:機械式駐車場) -
排水音(音源側:トイレ)
設備音(音源側:自動ドア)
【適応規格】
環境騒音の表示・測定方法(JIS Z 8731:2019)
建築物の現場における室内騒音の測定方法(日本建築学会推奨測定基準)
5)マンション建設時のサッシ等の遮音等級検討
計画地で現況の騒音を測定し、目標とする室内騒音レベルとするために必要な窓サッシの遮音等級(T等級)や換気口(24時間換気口、キッチンレンジフードの換気口)の遮音性能を検討します。
現況騒音の測定例
○ 高層(40~300m)(設置状況による)
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飛行船を使用した高所測定状況 -
アドバルーンを使用した高所測定状況
○ 中層(10~40m)
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クレーンを使用した高所測定状況 -
高所作業車を使用した高所測定状況析
○ 低層(5~10m)
10mポールを利用した高所測定状況
6)その他騒音、振動測定
- 騒音測定
- 低周波音測定
- 振動測定
- 道路騒音、振動の測定
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環境騒音測定 -
環境振動測定 -
測定機器
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建設工事騒音振動測定 -
地下鉄振動測定 -
低周波音測定